観光名所に行くならどこがNo.1かといえば、京都だという事に異議を唱える人は少ないだろう。
金閣寺、清水寺、二条城どこも有名。観光名所が多すぎて1日で廻るのは不可能である。
しかし、スケジュールの都合上どうしても1日しか時間が取れない。でも車を借りて京都観光したいという時もあるだろう。
そんなあなたの参考になるかどうか分からないが、筆者の独断と偏見でマイカーで行く京都観光1日お勧めコースをご紹介しよう。
目次
観光地の王様京都を1日で廻るならどこへ行く?
人気No.1の清水寺を外したら一気に自由が利く
京都観光No.1といえば何と言っても清水寺である。
であるが、ここは考える。あなたも修学旅行などで清水寺を一度は訪れた事があるのではないだろうか。余りにもメジャーという事で、いつも黒山の人だかりが行列をなして、ナンバーワンの呼び声高い景色を写真に収めようと参道を埋め尽くしているではないか。
時間的な事も考慮して今回は正に清水の舞台から飛び降りたつもりで、敢えて最もメジャーな清水寺を外した所からスタートしようと思う。 例えが無茶苦茶だがそれほどの決断が必要なプランであるが、読み進めてもらえばきっと納得してもらえるだろう。
次に人気の観光地と言えば、金閣寺、嵐山となる事だろう。この辺りは流石に外すことは出来ない。
今回は地理的な事を計算に入れて京都市の中心から見て北西側から南東側へ攻めていく。
1.京都市の北西付近の嵐山エリア
まずは西の嵐山エリアから
今回は西から攻めて、南へ下っていく事にするプランを立てた。
午前中に嵐山の中心付近に到着してパーキングに車を停める。
そこからは歩いてぐるりと回ってみる。
午前10時には駅前はこの人出。人気の程が伺えます。
竹林の小径
まずは撮影スポットとしても有名な竹林ルートだ
京都らしく落ち着いた静かな佇まい。
天高く聳え立つ竹林が真夏の京都の鋭い日差しを遮って気温をグッと下げてくれている。
人力車で廻るのもお勧めらしい。
竹林の小径 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
野宮神社と古都芋本舗
近くには女性に人気と名高い、学問と縁結びの神様、野宮神社があり、朝から多くの参拝客で賑わっています。
苺大福が人気の古都芋本舗は竹林の小径の入り口付近にあって大賑わい。
渡月橋
外してはならない京都の観光スポット言わずと知れた渡月橋は安定の人気。
京都の観光地は数えきれないが、ここ渡月橋を見なければ京都を訪れた気がしない。
渡月橋 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1−5
天龍寺
こちらも是非訪れてみたい天龍寺。
観光名所嵐山の中にあって広大な敷地を持つ天龍寺は世界文化遺産に登録されています。
秋には素晴らしい紅葉に包まれるという「曹源池庭園」や天井に大きな龍が描かれている雲龍図はどの位置から見ても龍の鋭い迫力のある目と目が合ってしまう 不思議な絵として有名で、残念ながら館内は撮影禁止なのでその画像は無いが、拝観料を払ってでも見る価値のある日本屈指の芸術作品だ。
足利尊氏の時代に建てられた京都五山の1つで随所に見所の多い寺院なので是非訪れてみよう。
天龍寺 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
2.金閣寺を外せなかった理由
なぜ超メジャー級金閣寺を選んだのか
嵐山から南に向かう前にやや東に寄り道をすれば、横綱級の観光名所金閣寺がある。
さすがに素通りする事は出来ないと、やや北東に進路を取る事にする。
こちらも有名すぎるが外してはならない金閣寺。
滅多に見られない金閣寺の修復工事
当初は余りにも有名なので訪問するのはやめておこうかとも思ったが、2020年9月当時は珍しく屋根の葺き替え改修工事を行なっている とのであった。
これは滅多に見られないと、行ってみる事にした。
主役の舎利殿いわゆる金閣寺そのものが足場で覆われている。
中々見られない景色である。
手前には大型のパネルを設置してありし日の勇姿を讃えている。
いや、何も消えて無くなった訳ではない。(笑)
そもそも数ヶ月で元の姿を拝見できるのだが。
記念にポストカードなどをもらう事が出来たのでラッキーであった。
金閣寺 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
3.京都ラーメンの代表格たかばし
昼食は京都ラーメンで地元グルメ
昼食は優雅に京料理。とは行かず経費と時間の節約で地元で人気のラーメン店
たかばしラーメン京都南インター店
京都駅を飛び越え南エリアへ車を走らせるとド派手な看板の京都有数の評判を誇るラーメンチェーンたかばしが見えて来る
看板がユニークでインパクト抜群です。
京都ラーメンの特徴
京都と言えば薄味のイメージだが、ラーメンだけは別である。
超有名豚骨ラーメン店の天下一品が京都発祥なのはご存知の通り。
ここも豚骨ラーメン激戦区京都にあって有数の人気を誇る京都、滋賀に数店舗を展開するラーメン店だ。
昭和22年に京都駅近くの線路を跨ぐ橋が有った事から「たかばし」と呼ばれた地域に中華そば専門店として誕生したそうで、コクのある透き通ったスープでたちまち人気となったのだとか。
今や京都の名物ラーメン店となっている。
焦がしニンニクの効いたスタミナラーメンに味玉をトッピングして頂きました。
豚骨が白濁する前の一瞬を取り出した透き通った豚骨100%スープは、鶏ガラかと思うような透き通った美しい色味だが、しっかりと豚骨の風味と王が味わえる至極の逸品。
一度食べていただきたいものです。
たかばしラーメン 京都南インター店 京都府京都市南区上鳥羽麻ノ本27-3
営業時間
月〜木・日11時〜翌1時(L.O.0:30)
金・土11時~翌3時(L.O.2:30)
4.坂本龍馬遭難之地(近江屋跡)
商店街は寺院が目立つ
京都の中心地を南北に走る寺町通り、老舗の寺町京極商店街にやって来ました。
京都市内のど真ん中なのだが、商店街が多い。
驚くのはその商店と並んで至る所に普通にお寺が存在するところ。京都市民の生活に溶け込んでいる様ですな。
寺町商店街という名前はこの寺院の多さから来ているのか
お寺の次は少し歩けばまたお寺みたいな。
関東では余り見かけない光景です。
京都のお寺の数は3,000箇所以上。
これほど街に溢れているのに、お寺の数では全国第5位だそうな。
因みに1位はこれまた歴史の物語には必ずと言って良いほど登場する、愛知県。
愛知県ではどれだけお寺に遭遇するのだろうか。想像すると気が遠くなりそうである。
そして寺町京極商店街のパーキングに車を止めて。
目指すは一度行ってみたかった坂本龍馬の最後の地。
坂本龍馬暗殺の近江屋跡
商店街の人ごみに紛れて目立たない
寺町河原町通りの商店街の中にポツンと立てられた記念碑。
坂本龍馬の暗殺の地近江屋跡というとさぞかし立派な門構えで観光客でひしめき合っているかと思いきや、商店街のかっぱ寿司の軒先にあっけない程ひっそりと佇んでいる。
近江屋跡の場所は京都府京都市中京区河原町蛸薬師下る塩屋町。四条河原町交差点から約150メートル北側だ。
近江屋(坂本龍馬中岡慎太郎遭難之地)は坂本龍馬と盟友・中岡慎太郎が暗殺された近江屋事件があった場所
慶応3年11月15日坂本龍馬と陸援隊長・中岡慎太郎は河原町通蛸薬師の醤油屋「近江屋」で、京都見廻組の襲撃を受け殉死したと言われているが、その真相は謎のままとされている。旧暦11月15日のその日は坂本龍馬の33回目の誕生日だったという事も語られることは少ない。
しっかり記念撮影する人たちも多い
昭和2年に京都市教育会によって建てられたという記念碑は日常の中に溶け込んでいて、誰にも見向きもされない様子。
そんな通行人がバンバン通る中、我々の様な観光客がチラホラ。
割とそこそこ写真を撮っている人が見受けられました。
歴史好きの我が子は大変満足した様子であった。
街の喧騒の中にあってこそ、何か感慨深いものがありますな。
歴史好きなら一度訪れてみると良いと思います。
坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地(近江屋跡)
〒604-8027 京都府京都市中京区塩屋町330
5.安全だから夜がお勧め祇園エリア八坂神社
夕方から祇園の街へ
祇園の町といえば舞妓さん、と関東から来た何の知識もない筆者は思うのだ。
そして祇園の街を歩けば舞妓さんが歩いているだろうから、写真に収めていこうかと。
舞妓さんに会うのは運次第
ところがしばらく祇園の街を散策したのだが、舞妓さんに遭遇することはなかった。
時間も18時を過ぎて、既にお仕事に入っていたのだろう。
舞妓さんに会うのは偶然に期待していただけなので、時間も無い事だしここは気を取り直して最終目的の八坂神社に参るとしよう。
夜の八坂神社は必見
祇園の街の中心を列なる大きな四条通りの突き当たりに、伏見稲荷に次ぐ参拝者を誇る京都屈指の神社である。
この八坂神社。初めて参拝するのだが、時刻は18:30。あたりは夜の帳が下りる頃だ。
もう、一般の店舗でいうところの閉店時間なのでは無いだろうか。
そう思いつつも、神社なのだから暗がりの中を散歩くらい出来るだろうと、神社の駐車場に車を停め、いそいそと南側の南楼門から敷地内に入って行く。
敷地内は夜でも明るく安全
するとどうだろう。
流石は観光名所京都遠代表する神社である。
夜でもどうぞ見てくださいと言わんばかりの照明の眩しい灯り。
今日はお祭りですか?
いや、屋台も舞台での催しも無い。普段の日のようだ。
祭りでもないのに明々と提灯が灯り。
観光客やカップルが思い思いに夜のオアシスの風情を楽しんでいる。
夜でも警備員さんの姿もあり、治安はかなり良さそうだ。
朱色で威厳のある西楼門を出ると目の前は祇園の大通り。
そこで働く人、生活する人、観光客でにぎわっている。
一日京都を満喫して最後にその短い一日の思い出を鮮やかに彩る場所として、夜の八坂神社は最高の舞台となるでしょう。
八坂神社 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
自分なりの旅のロマンを発見しよう
およそ100か所以上もあると言われる京都の観光地はさしずめ新鮮な高級食材のようだ、どの様に組み合わせるかはあなた次第、どう料理しても最高の御膳が出来上がる。
今回、観光名所を数えきれないほど抱える歴史の街京都をマイカーを使い1日で回ってみたのだが
どこを観光するのかその選択肢は無限大だ。
100人いれば100通りの京都の顔がある訳だが
今回の記事があなたの京都旅行の一つの参考としてブックマークの1つとして留めてもらえれば幸いです。