2022年10月20日にオープンしたふかや花園プレミアムアウトレット。
日本最大の敷地面積、売り上げを誇る御殿場プレミアムアウトレットを始め、酒々井、佐野、に次いで首都圏に出来たプレミアムアウトレットでは4番目となった。
関越自動車道「花園IC」近くに出来た埼玉県と群馬県の県境の商圏の狭間にこの最新のアウトレットが突如現れてから、休日に殺到する利用客のおびただしい渋滞に待ち時間が長いと波紋が広がっているという。
そんな中、筆者は偶然にも渋滞なし、待ち時間なしでふかや花園プレミアムアウトレットの駐車場に到着し店舗のすぐ目の前まで行く事が出来たのでその時の様子をレポートするとします。
目次
国内屈指の規模を誇るアウトレット
広大な敷地に初お目見えのお得なアウトレット店も
国内最大の御殿場プレミアム・アウトレットは敷地面積40万3,000㎡、店舗面積は44,600㎡
ふかや花園プレミアムアウトレットの敷地面積は約17万6800㎡と全国6位。
店舗面積は約2万7500㎡、駐車台数は約3000台。
店舗は世界初、日本初出店24店を含む、物販94店、飲食・食物販41店、サービス・その他2店の合計137店舗が出店しているという。
アクセスは「花園IC」から約1.5km。
このプレミアムアウトレット誘致に合わせて開業した秩父鉄道「ふかや花園駅」にほぼ隣接している交通の便に優れた場所にある。
様々な体験が出来る
そんなワクワク感を誰もが抑えきれない埼玉県の、いや首都圏の新たな観光スポットだ。
当然、休みの日は世界初出店の店舗初体験や有名ブランドが格安というファッションだけではなく、カフェ、フードコート、ペットのおもてなし、施設内を彩るアート作品やキッズアトラクションなどに心躍らせる消費者たちが殺到する。
高速を降りて僅かの距離に車が殺到
目的地を目の前にして長時間の足踏み
プレミアムアウトレットへの車での入場はメインの国道140号永田交差点から左折して駐車場へ向かうことになる。
当然そこが大渋滞する訳で、そこで、数十分もの時間を使ってしまうとショッピングの時間が大幅に削られてしまう。
オープン初日の関越自動車道花園インターから国道140号をプレミアムアウトレットまで向かう道は2時間以上の大渋滞。
その数珠つなぎの様子はメディアでも取り上げられたほどだ。
当面の間は休日ともなるとその渋滞は免れない?
あなたも多少の渋滞は承知の上。
休日のふかや花園プレミアムアウトレットへのドライブに決死の覚悟で望もうとしているかもしれない。
だが、そんな人気のスポットへの苦行の旅も、その渋滞の列をごぼう抜きでまるでVIP専用ルートの様に入れる手段があったならどうだろう。
しかもルール違反やマナー違反でもない正規の道順なのだから安心してほしい。
そこで、今回は筆者が偶然見つけて待ち時間が何と0分であった、取っておきの裏道をご紹介するとします。
実践!渋滞回避ルートを大公開
オープン間もない現場は噂通りの大渋滞
筆者がふかや花園プレミアムアウトレットを訪れたのはオープンからまだ1カ月もたっていない2022年11月3日の祝日13時頃。
下みちを使っていく事とし、ナビに誘導されるがまま現地へ向かうと、たまたま国道140号を高速方面からではなく、逆方向の熊谷方面からプレミアムアウトレット直前の永田交差点を右折するルートでその交差点までやってきた。
渋滞ワープは関越自動車道インターからではなく、国道140号を熊谷方面から南下してくること
右折入場はできません
交差点を右折しようとするとその先は反対側の花園インター方面から駐車場に向かう車の列がズラリと並び、遥か彼方まで連なっている。
信号が変わっても動く気配が無い。
そもそも反対側から右折しても分離帯によって車線が駐車場入場口と隔離されており、渋滞の列に合流する事が出来ない。
右折しようとしていた前にいた車たちも次々と右折を諦め離脱し、そのまま直進して走り去っていく。
およそその先でUターンして渋滞の最後尾に並びなおすしかないのだろうか。
高速インターと逆方向から来た幸運
筆者も諦めて2時間の渋滞を覚悟し、最後尾に並びなおすべく前の車に続いて直進しようとその場を走り去った。
前の車たちは国道140号をそのまま直進してオーバーパスの向こうに消えて行く。
その先が渋滞の最後尾なのだ。
追尾しようとした筆者の視線のその横に、左にそれる側道が目に入った。
よく見ると目立たない看板で「アウトレット側道」と書いてあるではないか。
他の車たちはそこに目もくれず、渋滞の最後尾を目指し本線を豪快に突っ走って行く。
側道に入って行くものなど誰もいない。
側道が運命の分かれ道
どうする?自分もこのまま流れに乗ってみんなと行動を共にするか、それとも誰も選ばない脇道へと一人外れて行くか。
数十メートルの距離と数秒間の僅かな時間の中でグルグルと頭の中で思考を巡らせている内に、側道との分離帯に交通誘導の係員らしき姿が目に飛び込んできた。
思わずハンドルを左に切る。
係員の人はどうぞと優しく側道へ誘導してくれた。
その道こそが天から垂れてきた一筋の細い蜘蛛の糸だったのだ。
夢の様な展開に啞然とする
そこからは、まるで現実とは思えない行程だ。
細い側道はすぐに突き当たりとなり、アウトレット駐車場は右へ曲がるように表示されている。
前にも車が2台ほど見えてきた。
そのままアウトレット敷地内へ入場。大渋滞の列を右手に見ながら悠々と駐車場の中へとたどり着いた。
その間、一度も止まる事は無かったのである。
あのまま国道を直進して渋滞の最後尾に回り込んでいたなら、到着がいつになったか分からない。
想像するだけでも恐ろしかったのだが、この裏道ルートを発見したのはラッキーだった。
しかもちゃんと正規のルートであることは看板と誘導係が配置されている事で保証済みだ。
ふかや花園プレミアムアウトレットのホームページでもアクセスルートの1つとしてきちんと紹介されている。
あなたにもこのルートを参考にしてもらいたい。
この記事を読まれた時点でまだこのルートがすいているかどうかは保証の限りではないので、渋滞していた場合は悪しからずご容赦を。
得した時間でショッピングや食事を思い切り楽しもう
見渡す限り広大な敷地の駐車場が満車に近い状態
隣接する秩父鉄道「ふかや花園駅」も見える
これだけの面積を使って約3000台もギリギリの収容台数という人気ぶり。
アウトレットでは恐らく初めて見る楽器メーカーKORGの出店は世界初だ。
その他、大型遊具や高級スーパー成城石井の出店などなど、新しい試みが行われている印象だ。
正に商品だけでなく体験を提供している大型商業施設である
フードコートは黒山の人だかり
フードロッジと呼ばれるいわゆるフードコートは昼食を求める人々でごった返していた。
店舗は全店がモバイルオーダーに対応し、席を取ってから座席から注文することもできる仕組み。客席数は、テラス席と合わせて約800席あるがもちろん満席である。
テイクアウト対応、持ち帰り用ドギーバッグも用意されているので持ち帰って車で食べる事も出来る。
車で食事をするにはハンドルやヘッドレストに取付けられるテーブルなどがあると便利だろう。
フードロッジ横にはプレミアムアウトレット日本初のアトラクションエリア「あそぼ!ガリガリ君」がオープンしている。
「ガリガリ君」の巨大な顔とアイスが迫力のお出迎え。すぐ横で急降下と上昇や回転を繰り返すタワー型ドロップツイストに熱狂する子どもたち。
多くの来場者で賑わうふかや花園プレミアムアウトレットの人気は当分衰えないでありましょう。
まとめ
日々の仕事を忘れて大切な人と楽しむ休日の過ごし方は貴重な時間です。
多少の渋滞は目的地への期待を高めるスパイスになり得ますが、あまりに長いと楽しい雰囲気に水を差すことになりかねませんね。
今回のレポートが示すように周りとは違った行動を取ったり、下調べをしたりすれば、もしかすると案外別のルートが見つかるかもしれません。
ちょっとした工夫で大切な時間を節約する方法を見つけ出すようにすると良いですね。