心の便利帳

成功者に学ぶ、驚きの行動力が付く5秒ルールとは

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やる気が起きないという時の対処法は、ほぼ決まっていると言われています。
それは、体の動きに脳が合わせてくる、認知的不協和の解消を利用して、まずはやる気が無くても負担の少ない作業から取り掛かってみる事なのです。
ところがあなたは言うだろう。そのやる気が出る前の作業のスタート自体が出来ないのだ、と。
そこで、この記事では私も実践している行動そのものをスタートする方法。「5秒ルール」を紹介するとします。

あなたの役目は自分を強制する事

行動に心がついてくる不思議

私は十代の頃から楽器をはじめ、バンドをやったりしていたので音楽は好きだったが、人前で歌を歌うのは嫌だった。

二十歳を過ぎた頃、飲み会の二次会で仲間に誘われみんなでカラオケを歌う事になった。まるでロシアンルーレットのピストルのようにマイクの順番が回ってくる。とても断る雰囲気ではないと、嫌々知っている歌を選んで歌った。

歌い終わるとどうだろう。不思議な事にとても気分が良く私の心は早く2度目の順番が回ってこないかとワクワクし、次は何を歌おうかと他の人の歌も上の空、曲選びに没頭していったのである。

歌を歌う事は概ねストレス解消になる事は科学的に証明されており、それを行動に移す事で気持ちが高揚してきたのである。ただ、苦手意識から行動に移す事が出来なかったものを、順番が回ってきて強制的に行動したことにより楽しい時間を手に入れる事が出来たのだ。

やり始めれば気持ちが付いてくる

仕事でも勉強でも、やる気が出ない時は、机の前に座り、毎日のルーティン的なメールチェックややる事リスト作りなど簡単な作業に取り掛かる事だ。

人間の脳は行動と心理状態の矛盾を解消するために行動に心がついてくるように出来ている。

無理やりにでも行動をしている自分を脳がやる気があるから行動しているのだ自分を納得させようと、やる気を出すホルモンを分泌するのだ。

心の慣性を使う

物理に慣性の法則というものがある。

静止しているもの、動いているものはそれぞれその状態を維持しようとする慣性が働いており、その状態から抜け出すのにエネルギーが必要だという法則である。

人間の行動にもその慣性の法則が働いている。

やる気が出てくるのを待っていては静止状態の心の慣性が働いてその状態を保とうとして中々動き出せないものだ。

無理やりにでも机の前に座るなどの行動に出て一つひとつゆっくり行動を始めるのだ。

重い車輪を小さなギヤからゆっくり始動させるようなものだ。

動き出せば、その内行動の慣性が働いて段々と調子が上がってくる。

スピードが乗った乗り物が急に止まれないようなものだ。
気が付くと知らない内にやる気モードに入って動き続けている事がほとんどである。
だから、やる気を出すには何でも簡単な事から、取り掛かってみる事なのだ。

やる気が無くてもとりあえず簡単な作業に取り掛かってみよう

5秒ルールの勧め

始動の困難を解決する5秒ルール。

いや待てよ、そうは言ってもと。
「そもそも、最初の行動が出来ないんだよ」と。
それが出来たら苦労はしないよと。やるべき事が分かっていてもその簡単な事のスタートが出来ないから悩んでいるんだよと。

私と同じ、ついつい怠けてテレビを見たりネットを見たりしてやるべき事をずっと後回しにしてしまうあなたはそう言うだろう。

そこで、私も実践している行動そのものをスタートする方法。
有名な5秒ルールの登場である。

5秒ルールというのはアメリカの弁護士でテレビ司会者、ライフコーチのメル・ロビンズ氏が提唱する、行動力を発揮して目標を達成するためのメソッドだ。

特別な準備もお金も要らない

余計なことは考えず5秒カウントダウンして行動するのみのシンプルなルールで、実践した多くの人々が作者に感謝を述べている。
あれこれ考えるのをやめて、勇気を出してアイデアを行動に移す。ただ特別な準備やお金も掛からない。自分の意識を変えるだけだ。
それだけで多くの実践者が夢を実現してきたのだ。

我々がそれをやれば仕事やプライベートがより充実した素晴らしいものになると分かっている事つまり重要度の高いタスクの多くは、面倒くさいものである。
それを先送りせずにやりさえすれば誰でも成功するはずなのだ。

つまり、我々がやらなければならない事はその面倒くさい事をやるように自分自身を強制的に動かす事だけだと、5秒ルール提唱者のメル・ロビンズは言っている。
なぜそれほどまでに自分を強制的に動かす事が困難な事なのだろうか。

なぜあなたは行動しないのか

人間は現状維持を好む

古代の人間は様々な危険動物や自然の驚異にさらされて生き延びてきた。

獲物を求めて居心地の良い場所から抜け出し狩りに出かけると思わぬ危険に遭遇し命を落とす事も多かった。

その記憶が遺伝子に引き継がれているのだ。

新しい物事をスタートするときにその先の工程を考えて必要なもの、その先の障害やトラブル処理といった危機管理を想像している内に、脳が面倒くささや現状から抜け出すことの不安、危険性を認識してしまい、もう少し準備してから、先にあれをやってからこれをやってから、と先送りにする理由を考え出してしまうのだ。

危険動物等から身を守る必要のない現代でも、古代から備わった自己防衛本能が機能しているのだ。

だから、我々は行動しない。

まだ起こりもしないリスクをくよくよ考え、やらない理由を探し出し、昨日と同じ今日を過ごし、今日と同じ明日を迎えてしまう。

それを変えるには、何かを思いついたらすぐに行動する事だ。
行動出来ないから悩んでいるのだ。というあなたへの処方箋がこの5秒ルールだ。

恐ろしい事に、やるべきことを思いついたとき、前述したように脳はあなたが居心地のいいぬるま湯【コンフォートゾーン】から抜け出してしまわない様、ブレーキを掛けるのだ。
その行動しない理由を見つけ出すのに5秒もあれば十分なのだ。

だから、あれこれ考えずに「5・4・3・2・1・ゴー」と5秒以内に行動してしまえ、とメル・ロビンズ氏は唱えているのだ。

現状から抜け出し変わるための5秒

アイデアから5秒以内がタイムリミットだ

5秒経ったらもうあなたの夢や計画は終わりである。
昨日までのあなたに逆戻りだ。
アイデアも感動も忘れてしまう。
やるべき事は先送りになり、面倒くさい課題が積み重ねられていくだけ。
やっておけば膨大なメリットをもたらしたはずの課題のほとんどが実行されずに立ち消えになっていくだろう。
そのせいでこれまであなたは一体幾らの機会損失を被ってきたのだろう。

5秒以内であれば、やらない理由を考える前に物事に取り掛かる事が容易になる。

とはいえ、会議中や電車の中などどうしても5秒以内に行動出来ない場合、5秒ルールにこだわり過ぎて行動する機会を逃してしまっても本末転倒だ。
5秒ルールが適用できない場合携帯にメモをしておくなりして、動けるようになった段階で行動する事。
遅くとも、その日のうちにアイデアを実行しなければ、終わりである。


あなたのアイデア、感動は二度と戻ってくることは無い。

だから、行動するのだ、今すぐに。

5秒数えたら先の事など考えず強制的に行動に移すのだ。
先の事は前進しながら考える。
歴代の成功者は皆そうしてきている。

「Done is better than perfect. 完璧よりも終わらせてしまう方が良い。」とは有名なFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏の言葉だ。

まずは、やってみる事。
問題や修正すべき事が見えてきたらその時に対応すれば良い。
行動し始めなければ何も得られないのだ。

大事な事なので繰り返すが、大切なことは大抵面倒くさいものだ。
いつまでも居心地の良いコンフォートゾーンにいて、面倒くさいことから逃げていたら、人生に進歩は無い。

コンフォートゾーンから抜け出す以外に自分を変える事は出来ない

ほんの些細な事でも面倒くさい事をやっていこう。
他人がやりたくない面倒なことをやるから報酬や給料をもらえるのだ。

面倒くさいことをやるからコンフォートゾーンから抜け出して自分を変えられる。そして自分の夢を実現できるのだ。
これは定説だ。
ノーペイン・ノーゲイン
痛みが無ければ、手にする物もほんの僅かだ。

準備からでも何でも5秒以内始動を習慣化

生活のルーティンから実践していこう

朝の起床時の優しい使い方

朝起きる時に目覚まし時計はスヌーズにしているのではないだろうか?
朝早起きするために、目覚ましが鳴ったら「5・4・3・2・1・ゴー」で布団から起き上がってみよう。

最初の内はきついかも知れない。
出来ない場合でも一度スヌーズボタンで停止しても、せめて脳がアイドリング状態に入った2回目に目覚ましが鳴ったときには5秒ルールを厳格に採用しよう。
やれば出来るはずだ。

難しいタスクに使う前に小さな行動から

仕事でもそう、なるべく優先順位を簡単なものから整理し、一つひとつを5秒以内に取り掛かろう。重要度の高いものを優先にすると心のブレーキを誘発しやすくしてしまうからだ。

会社を辞めたいとか、留学したいとかすぐに実行できない事なら、インターネットで関連項目について検索を始めるくらい、5秒以内に始められるはずだ。

人間関係にも今すぐ使える

あの人にずっと言いたかったこと。
これを言えばもっとお互いに関係性が改善できそう。
その様な事を思い立ったら、すぐに話しかけることだ。
言葉のチョイスはそのあとに考えればよい。
先延ばしにすれば、今の関係性のままだ。
まずは、5秒以内に話しかけてみよう。

その他にも、生活のすべてにおいて5秒ルールはノーコストで実行可能かつ効果絶大なので今から実践してみることをお勧めする。

5秒待つ必要はない

もちろん5秒待つ必要さえなければ、1秒で行動してもOKだ。
慣れてくると5秒を意識せずに1秒で行動出来るようになってくる。

まとめ

習慣にする事で人生が変わる

即実行を繰り返す

ここまで5秒ルールのメリットについて繰り返し述べてきました。騙されたと思って1度試してみて欲しいものです。

本当に生活といいますか、あなたの行動が激変します。

1回でも5秒ルールを実行するだけで効果が実感できるのですが、やるべきことがあったら5秒以内に実行に移す事を何度も繰り返してみて欲しいもの。
それが日常的な仕事の場合、淡々と作業が進められ、後は毎回やる気が自然と湧いてくるのを待つだけで良い。仕事を計画的に進められるはずです。
アイデアを実行に移す場合は、劇的に生活が変わる刺激的な瞬間がいくつも訪れることでしょう。

さあ、今すぐ実行しよう。
やりたくてまだ始めていない事。
言いたくて言えなかった事。

すぐに実行できなくても5秒以内に準備に取り掛かる事は出来ますね。それだって立派な行動であることは言うまでもありません。
5秒ルールで即行動する事を習慣に出来たら、どんなにエキサイティングな毎日になっていくだろうか、想像してみて欲しい。

これまでのあなたの毎日が理想の人生に向かってステップアップして行くのを是非体感してもらいたい。

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