時はゴールデンウィーク。
巷では3年ぶりに行動規制の無いGWを迎えて、最大で10連休となる大型連休を楽しもうと行楽地へ繰り出す人の数々。正直有名な近場の観光地は行き尽くした感がある。
そこで思い出したのが先月末に出来たばかり、出来立てホヤホヤのテーマパーク、その名もめんたいパーク群馬。 海無し県で有名な群馬県にあえて進出したかねふくの挑戦を見届けてやろうではないか。
目次
群馬の新しいテーマパークへ行ってみよう
ゴールデンウイークのドライブ選択肢にも飽きてきた
ディズニーランドだ、USJだ、鎌倉だ京都だと高速道路は渋滞。
観光地は軒並み行列で1時間2時間待ちは当たり前という所もある。
御目当ての場所に辿り着く頃には疲れ果て、アトラクションのも1つか2つ回った頃には終了時間。
そんな人混みを満喫するのもGWというものですな。
大型連休は道の駅も大混雑
群馬県にめんたいパークがやって来た
お気軽に行ける行楽施設
今回筆者も例に漏れず人混み覚悟で迎えるゴールデンウィーク
筆者の場合なんだかんだで遊びに出かけられる日が1日しか出来なかった。
それではとせっかくなので関東日帰りで行けるドライブスポットを考える。
すると先月どこかのニュースで目撃したかねふくめんたいパークの群馬県進出の記事を思い出した。
海も無いのに明太子工場?
以前茨城県の海水浴場で有名な大洗に有るめんたいパークには行った事があり、海の街らしいアウトレットショップだなぁと風情を楽しんだことがあったのだが、海無し県の群馬に進出とはかねふくも勝負に出たなと気に掛かっていたのであった。
実際はどこの明太子工場でも近くの沖で獲れたてのたらこを使うわけではなくオホーツク海、ベーリング海などで獲れたものを輸送して加工しているので日本中どこでも品質に差は無いのだが。
完成直後でもGoogleマップに登場
タイミング良くドライブコースを探していた今回は縁が有ったのだろうと、迷わずここに狙いを定めます。
早速調べてみるとさすがGoogle先生。
しっかりとマップ上に反映されています。
高速は大渋滞と朝からニュースでやっています。
こういう時はのんびりと下道(したみち)で行くのが正解だと私の経験が囁きます。
高速を使って空いていれば1時間半、下道で2時間半。
1時間の差があるが渋滞にはまるのも辛いので、やはり途中で自由に休憩も取れる下道で安全に行くことにします。
国道を避ければ空いている
国道よりも一本裏の県道を使えばあら不思議。
予想外に全然空いています。
多少の渋滞は我慢しようと覚悟して行ったのですが、やや交通量多めといった所です。
大した渋滞もなく目的地の群馬県甘楽町に到着。
周辺はワクワク感満載といった雰囲気
目立つ建物で迷わない
カーナビ通りに進む300メートルも離れたその先に見えた来ました。大洗に行った時に目にした事のある一目でかねふくのそれと分かる真っ赤な明太子のオブジェです。
夕方近くに到着するとどうなる?
到着したのは午後3時。
一般的な観光地としてはそろそろ客足も落ち着き、家路に着く客が目立ち始める時間帯。
道中のスムーズな道路状況もあり、このめんたいパークもそろそろ人が引いていく時間帯かも知れないな、と思いながら。敷地の入り口を目指します。
車の数は多めでも誘導スムーズ
予想とは裏腹に午後3時過ぎたというのに沿道から入場を待つ車の列が出来ています。
敷地内に入っても警備員さんの誘導に従い何十台もの車が整列しています。
それでも入場者数のリサーチがしっかり出来ているのでしょう。臨時駐車場も用意されスムーズに入っていく事が出来ました。
普通自動車 110台
臨時駐車場 120台
大型バス 8台 収容の駐車場を完備しているとのこと
周辺観光地ともアクセス便利
建てられた立地も絶妙です。近くには群馬1の観光名所世界遺産の富岡製糸場と、これまた家族連れに人気のこんにゃくパークが有る。
集客も出来て客足を分散出来る立地だから、リサーチの仕方が上手い。
いよいよ突撃魅惑のめんたいワールド
人混みの中でも歩きやすい
連休らしい人出だが
パークの中は予想通りの人だかり。
皆んな思い思いにセンター内を見て回っています。
めんたいパークの楽しみといえば美味しい出来立ての新鮮な明太子の試食であります。スーパーに出回る前のまだ冷凍していない物を食べられる機会は工場直売所でしか無い。(実際はスケトウダラの卵の段階で冷凍されたものを解凍して製造されるのだが。)
しかしこれだけの人出である。試食にありつけるかどうか分からない。
試食の列も短時間
そんな心配をしつつ入り口を入ると、目の前に試食コーナー。先ずは皆さんそこへ殺到します。
案の定大行列、と思いきや次から次へと一口サイズの明太子が乗った試食用スプーンが並べられていく。
その試食職人の手際の良さと言ったら、行列に並ぶそばから皆テンポ良く行進していき、あっという間にスプーンを手にする事が出来るのだ。
タイミングによっては列もなくなり、いつでも口へ放り込む事が出来る程である。
よく利用している土日のコストコなどいつも試食に並び、尚且つ目の前で売り切れなんて事もザラであるから、試食コーナーに関して言えばコストコよりも難易度は低い。
様々なエリアも動線がしっかりしている
施設内には明太子おにぎりが販売中。出来立て明太子おにぎりが食べられるのもめんたいパークの売りの1つ なのだが流石にこちらは満席状態。
表には十分な広さのテラス席も
じっくり並べば確実に購入出来てテラス席でも頂けたのだろうが、昼食は済ませてあり、そもそも明太子を買って帰る訳なので自宅で炊きたてのご飯と頂くとします。
充実の館内をくまなく見ていこう
館内は売り場とフードコートだけではない。
横のスペースには煌びやかな明太子模様の光のカクテルに彩られた博物館コーナーが広がっている。
様々な解説資料、製造工程の説明を見ながら楽しく回れるエリアだ。
圧巻は何十種類もの明太子料理の紹介コーナー。
壁に掲示されたQRコードを読み取ると詳しいレシピが見られる。
2階タラピヨキッズランドで休憩
お楽しみはここだけではない。2階に上がればそこにはタラピヨキッズランドというフロア一杯のキッズスペースが設置されている。
せっかくのゴールデンウィーク。明太子を買うだけじゃなく、子どもたちだって遊びたい。
正にかねふくの狙い通り、キッズスペースは大盛況。
お母さんが1階の食品コーナーを回って買い物をしている間にお父さんはボルダリングを楽しむ子どもを見ながら休憩出来るという訳ですね。
人工芝で出来たベランダからは広い駐車場が見下ろせて気分転換も出来る。
工夫を凝らした商品が盛り沢山
販売中の商品は明太子だけでも数えきれない種類です。
定番の明太マヨネーズに始まりドレッシングやら
食べるラー油、からし高菜
イカ、イワシ、紅鮭、昆布なんでも明太子がらみの商品になっていて、物珍しさについつい手に取ってしまうのだ。
人の多さも加わってお祭り騒ぎ。そんな心理状態も手伝って、我も我もと商品をカゴに放り込んでいく。
レジの流れもスムーズ
最後は皆んな何重にも折り重なったレジの列に加わっていきます。
レジ待ちもそれ程待たされることもなく、全体的にはゴールデンウィークの大混雑を予想した上だったので割とスムーズな買い物が出来た。
まだ出来たばかりの施設なので認知度も高くなかった1番いいタイミングで来場したのもあったかも知れないが、数店舗展開しているノウハウを活かしたおもてなしと動線対策が計算された最新の行楽施設である。
思い立ったらめんたいパークへ
これから更に人気が加速して混雑してくるかも知れないので、この記事が気になったら早めに足を運んでみると良いでしょう。
所在地:群馬県甘楽郡甘楽町金井676-2
営業時間:9:00〜18:00(2022年5月現在)
電話:0274-67-7415
何しろ工場直売でしか味わえない新鮮な出来立ての明太子はスーパーの解凍ものとは全く違います。
一生に一度、是非食べてみる事をお勧めします。