日常の現実を離れてドライブに出かける時、行先など決めずに漠然とエリアだけ絞って出かけるのも悪くないだろう。
ただ、必ずしも縛られる訳ではないが何となく行先が決まっていた方が安心、張りがある。
そんなあなたに、ガチガチのスケジュールではなく、何となく訪れて日常から解放された気分転換が出来る 関東近辺のドライブスポットを紹介したい。
目次
少し足を延ばしたい関東近辺のドライブコース
明日は予定が決まっていない時
ドライブ雑誌をパラパラとめくっていると、景色のいいワインディングロードを颯爽と走る車のグラビアが幾つも並んで私の目を楽しませてくれる。
その写真の中に心はいつのまにか飛び込んで行き、ハンドルを握り風に髪を靡かせながらアクセルを踏み込む自分を想像してしまう。
そうだ、明日は運転するのを半分目的で、車のCMの様な風景の中をただ目的もなく風を切って走りたい。
同伴者がいなければそんな気まぐれな時間の使い方も良いだろう。
けれども実際には同伴者がいてもいなくても旅に目的地は必要である。
更には帰る場所まで必要だ。
旅行とお出かけの狭間の絶妙エリア
山梨県は関東と甲信越、中部の中間に位置し、東京から少し離れているので関東の人間からすると普段は休日でも生活圏内に入らないのだが、ギリギリ日帰りも狙える絶妙なエリアである。
その為、気分を変えたいような特別な日には気軽に非日常に身をゆだねるには最適なドライブコースとなる。
若干早起きが必要になるが前日から思い立ってふらりと出かけられる。
晴れ晴れとした爽やかな気分になれる山梨県のお勧めスポット3選を紹介しよう。
1.甲府城跡・舞鶴城公園
山梨県の中心甲府市とは
山梨県の県庁所在地で経済の中心都市と言えばご存知甲府市
因みに件名と同じ山梨市は県庁所在地ではない。
武田氏が収めていた甲斐の国の「甲」の字と
政治の拠点を意味する「府」の字を合わせて山梨県の中心の名称となった訳ですな。
山梨市が出来たのはその後だという。
駅前で分かり易い定番スポット甲府城
うんちくはこの辺にしておいて本題に進むとしよう。
山梨県に訪れた際は一度は訪れてみたいのが甲府城だ。
舞鶴城公園ともいう。
甲府駅の目の前、武田信玄像の視線の斜め左手の方向にある。
甲府市の街の中心に大きな城壁がそびえ立っているいるので道案内はほぼ不要である。
甲府城には一般専用駐車場が無い。
しかしそこは甲府市の中心地。
いたるところにパーキングが存在するので周辺のパーキングに車を止めて徒歩で簡単に観光する事が出来る。
県内屈指の桜の名所
舞鶴城公園は桜の名所として知られており、桜の季節には多くの観光客が足を運ぶ有名スポット。
甲府城は鶴が羽を広げたような形をしていたという事から舞鶴城と呼ばれていたらしいが、筆者の感性では鶴をイメージする事が出来なかった。残念。
場内が広くいたるところに桜が咲いているので見どころが分散されて、人ごみでごった返すという事はなさそうだ。
160本のソメイヨシノを中心とした桜が満開
SNS投稿にも人気の絵になる風景
本丸周辺など広場もあって雄大で公園らしい雰囲気を醸し出す。
城の周りを囲む桜を思い思いに楽しみ写真を取ったりしてる。
絶好の撮影スポットだ。
くろがね門から見える桜の景色がまるで額縁にに飾られた絵画のようだ。
しっかり管理された松の緑の枝ぶりと桜のピンクがまぶしく引きたてられた日本庭園の周りの風景が秀逸だ。実際に見てみるとその迫力に圧倒され感動がじわじわと湧き上がってくるだろう。
山梨県を代表する観光スポットに、時を超えて長年甲斐の国を守ってきた戦国武将の夢の遺産を感じる事が出来た。
甲府城・舞鶴城公園
入場無料
24時間営業
2.もふもふふれあい動物園
買い物ついでに動物園
ショッピングセンターでかわいい動物たちとふれあえる!ということで、全国に3店舗しかない(2022年9月現在)ミニ動物園がある。
場所はイオンモール甲府昭和店
市街地のショッピングモールでショッピングと動物園の二つを楽しめるので家族連れやカップルには意外にお得なドライブスポットとも言えるだろう。
イオンモールのペットコーナーに併設されていて家族連れが気軽に動物と触れ合える。
いい意味でまったりとして気負わない動物たちに和み
受付で動物たちとの触れ合い方など注意事項の説明を受けて
20分440円の入場料(執筆時)を払って中に入る。
かわいい動物たちが迎え入れてくれる。というかやる気のない自然体の姿で、「よく来たな」と言っているようにリラックスしている。
ヒヨコを手に取ってみると温かい。
抵抗なく手の上に乗って来る。
手の上でフンをしたりするが、そこは動物と触れ合っているので仕方ないと割り切ろう。手洗い場とアルコール除菌ティッシュが用意されているから安心だ。
大きな陸ガメが我関せずといった様子でノッシノッシ歩いている。
スタッフの手ほどきで大きなフクロウを腕に乗せる体験のタイムサービスが。
小動物だけでなく立派なヤギも投入されているが、やる気を出すかどうかは本人次第。
観光やグルメ目的のドライブ途中でショッピングセンターで買い物も息抜きになって良いもの。
そんな時もふもふふれあい動物園で癒されてみるのもお勧めだ。
もふもふふれあい動物園
営業時間
〈平日〉11:00~19:00 〈土日祝〉10:00~19:00
(最終入園18:30)
毎月第2水曜日定休(祝日の場合は翌日休日。夏休み等無休予定)
入園料:440円/20分
・20分以降:220円/10分
(最大料金)
・中学生以上:1,100円
・4歳以上:660円(3歳以下は無料)
3.やまなしフルーツ温泉ぷくぷく
新日本3大夜景と言われる笛吹川フルーツ公園内にある日帰り温泉。
最後は日本屈指の夜景を見ながら一日の疲れを癒してから家路に着こう
近くにも有名なほったらかし温泉が有るが、超有名スポットのためいつも混んでいる。
こちらは施設も新しめの穴場。
玄関先からは甲府の夜景が一望できる。そこは抜群の写真スポット。
甲府盆地を見下ろす夜景はなるほど、新日本3大夜景と呼ばれるにふさわしい。
スッキリ清潔な館内
比較的新しめの館内は整然と爽やかな好印象
受付ではバスタオル1枚フェイスタオル1枚を330円で貸してくれる。
館内には食事処も完備
食事処 営業時間 11:00〜20:00 ラストオーダー19:50 (土日祝 15:00~16:30 の時間帯に準備中)
お土産品コーナーやリラクゼーションスペースも設置
本物のフルーツを浮かべるフルーツ風呂
ここは定期的に変わるフルーツ風呂がセールスポイント。
この日は熊本産の晩白柚というバレーボール位の大きな柑橘類が何個か、見晴らしの良い露天風呂に浮いていた。
まだまだ知名度はほったらかし温泉に及ばない所が穴場的で嬉しい所。
夜景を見ながら珍しい温泉に浸かってゆっくりしたい時はお勧め。
でも流石にGWは混雑しそうである。
温泉の設営されている笛吹川フルーツ公園は夜景を見物に来る観光客の為にライトアップされている。
夜桜が至る所で目を楽しませてくれる。
見物客とすれ違う事も多いので笛吹川フルーツ公園なら夜の公園の散歩も安心だ。
夜景と温泉で心も体もリフレッシュしたい時には最高の場所なので、何度も訪れてみたくなるスポットである。
やまなしフルーツ温泉ぷくぷく
営業時間
平日 11:00〜 23:00(最終入館受付 22:30)土日祝 10:00〜 23:00(最終入館受付 22:30)
料金:土日祝日・特別期間(GW・お盆・年末年始)
一般 大人 950円
一般 小人
(中学生以下) 470円
山梨県民 大人 850円
山梨県民 小人
(中学生以下) 420円
3歳未満 無料
料金:平日
一般 大人 880円
一般 小人
(中学生以下) 440円
山梨県民 大人 770円
山梨県民 小人
(中学生以下) 380円
3歳未満 無料
まとめ
いかがだっただろうか。
ふと、思い立ってドライブに出かけたい時、関東から2~3時間。
日常から少し離れて高速をゆっくり飛ばし、山梨県の歴史とふれあいと体の癒しの3セットを堪能してみるならお勧めのコースをご紹介したところで、そろそろ本日の記事を終了とします。
日常にちょっと疲れた時、やはりドライブは非日常を気負いなく感じられるように気楽に目的地を決めて行きたいものですな。
そこは幸せを感じられる目的地なら状況次第で途中で変更したって構わない。
そして、一日が終わるころ。家路に付きながら帰るべき所がある事の幸せを感じよう。
今度は明日からのあなたの人生のドライブを気楽に再開しようではないか。もちろん状況次第で変更したって構わないのだから。