おでかけ

大人も子どもも納得。お手軽レジャーとスイーツも楽しめる秩父1dayプランとは

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初夏の香りに誘われて、涼をイメージするというだけの理由で、ついつい秩父方面へ出掛けてしまう。
秩父には河原でバーベキューやライン下りなど山と川の自然を満喫できるスポットが溢れている。

アクティブな家族ならそれでもいいだろう。ただ、世の中にはそういった準備や他人との関わりが面倒で身内だけで手軽に楽しみたい家族もある。個人主義が広く認められる様になってその数はむしろ多数派になってきているのではないかと思う昨今

家族連れで、水着やバーベキューなどの準備も要らず気軽に訪れる事が出来る場所。
子どもが楽しめる場所を探して結論として辿り着いたのが伝説のスイーツと動物とのふれあいであった。

その他道中で立ち寄れるスポットを合わせた秩父ドライブスポット3選をお届けしよう。

1.伝説のかき氷。阿左美冷蔵

 

秩父名物でここを外す事は出来ない

かき氷の超有名店阿左美冷蔵である。

阿左美冷蔵はは明治時代1890年に創業の元々は製氷業であった。
かき氷を始めて有名になったのはその歴史に比べると1992年と比較的最近だ。
皆野町金崎の金崎本店、長瀞町の宝登山道店の2店舗。

長瀞の天然水で作られた柔らかなかき氷

山盛りで迫力のある見た目と、食べた途端に口の中でスッと消えて行くような軽い食感でたちまち各種メディアで取り上げられ有名になった。

ここの氷は埼玉県秩父郡長瀞町にある標高468.8m、宝登山神社、ロープウェイは、宝登山小動物公園などで観光地にもなっている宝登山の天然水を使用している。

冬場に山の腐葉土の層を数十日掛けてろ過された天然水の氷は独特の柔らかさを持ってふんわりと解けるようだ。

大量の氷を一気に食べると起こるあのキーンとするアイスクリーム頭痛が何故か起こらない。
独自の製法で空気を多く含んでいるので一気に温度を下げないからともいわれている。

自慢の天然シロップは無添加 をうたっている。

今回は金崎本店に潜入レポートだ。

駐車場は狭く夏場は使用できない。
都心方面から来て、店を通り過ぎて50メートルくらい行った所の有料駐車場に車を止める。
1回500円だ。
店から近いのでこの位は便利料と思えば安いもの。

10時開店の直後10時30分でこの行列100人位並んでいるだろうか。
敷地の外まで伸びる勢いだ。

それでも本館と別館の2棟あり、座席数も多いので回転は速いようだ。

有名人に会えるかも

有名人も来ることで有名だ。
さすがに写真には収められなかったが、この日も某有名力士が親方、付け人達と一緒に並んでいた。
その後、優勝もするような人気の関取だったが順番をしっかり守って並んでいたのが好印象。

記念写真ようのシンプルなパネルも用意。

なつかしい駄菓子屋の雰囲気の土産物屋。
オリジナルTシャツや小物ラムネなどが販売されている。

込んでいる時は列に並んで待っている間にメニューを見てオーダーを決める。
20分程待ってようやく席に通される。

伝説のかき氷の実力とは

かき氷の値段は1,200円から1,500円ほど
高級なかき氷だが適正価格といえる値段だろう。

噂には聞いていたが、どのかき氷も写真で見るより圧倒的な迫力の盛り付けだ。
どこから手を付けようか、誰もが一度さじを持ったまま身構えてしまうだろう。

そして一口頬張った途端誰もが「うん」とうなずき驚きの表情を浮かべるのである。
これほどまでに軽く口の中で一瞬に消えて行く氷と爽やかな後味を味わった事があるだろうか。

それでは3つの代表的なかき氷をレポートしよう

あさみの氷みついちごシロップ添え&練乳

トッピングに白玉を付ける。
もちもちの食感がサイドメニューの材料にもこだわりを感じさせる。

甘さを中和する口休めに梅干しが添えられている。柔らかく香りも上品だ。

いちごシロップが新鮮なイチゴの香りがしてさっぱりとしている。

天然無添加シロップの上品な甘さがしつこくなく、氷を口の中へ運ぶ手を休める事なくいくらでも食べ続けられる。

練乳をかけてコクのあるいちごミルク味に変化。
初めからシロップと練乳が掛かっているのではなく、食べ手のさじ加減で好みの味を楽しめる。

大きなかき氷も味を変えながら飽きることなく食べられる工夫に心が行き届いている。
キーンとする頭の痛みも全く感じない。

これぞ、まさしく究極のかき氷の名を長年欲しいままにしてきた実力だと思い知らされる。

蔵元秘伝みつ 小豆あん&黒みつ付き

こちらもまず蔵元秘伝みつだけで頂き、次に小豆あんを乗せて食べる。更に別の所に黒みつを掛けたり、合わせたり、バリエーションを楽しめる。

蔵元秘伝みつ 抹茶あん&黒みつ付き


抹茶の風味が上品で苦味も香りもくどくない。
時間とともに3種類の味のハーモニーの組み合わせ、移り変わりを堪能出来た。

途切れる事のない行列も管理がスムーズ

会計を済ませ外に出ると行列がまだ続いている。

我々の時は並んでいる間にスタッフが入り口に近いグループの人数と注文を取ってくれたので比較的流れはスムーズだった。

夏の日差しが焼けるように照り付ける中、行列の人たちの事を気遣って日よけの大きな傘が設置されている。
まるで雨宿りをするように待ちの人々がいくつかの塊になりながら並んでいる。

近くには川遊びの出来る河原

店を後にして通りを右に入って行くと上長瀞駅の近くの道だ。
その道を下りきったところに荒川が流れている。

河原に降りて行きつかの間の川遊び。

阿左美冷蔵から徒歩5分程度。そんなに時間を掛けず、長瀞の自然にもふれあう事が出来るので、かき氷の後は少し足を延ばしてみると良いだろう。

阿左美冷蔵 金崎本店
埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1
秩父鉄道上長瀞駅から徒歩3分
電話0494-62-1119
【営業時間】10:00~16:30
木曜定休ほか、不定休(公式サイトにて告知)

 

2.彩の国ふれあい牧場

 

自然の気持ちよさを満喫して動物ともふれあえる

秩父高原の中央に位置する県内有数の自然と動物とのふれあいスポット。
初めて行く子どもは目を輝かせて楽しめる事間違いなしだ。

様々な体験が出来て、夏休みの思い出日記に書く題材としてもってこいの場所である。

おしゃれなロッジ風の建物が目印の直売所や休憩所の建物。

ヒツジ、ヤギ、うさぎとふれあえる。見ただけでもワクワクする看板だ。

土日はアイス、バター、チーズなどの手作り体験が出来る。

館内は興味と学びの宝庫

 

建物の中には牛乳にまつわる展示物や本などが並んでいる。

休憩スポットでは牧場で育った少年の牛とのふれあいを描いたアニメが放送されていて、意外と結構感動する物語であった。

 

埼玉県の牛乳パックコレクションや埼玉県のミルクの歴史などマニアックな掲示物は自由研究のヒントになりそうである。

ミルクに関する教養を身に付けられる展示物も。
楽しみながら知識を得られ、自然と畜産業に興味を持てる様な工夫が施された館内。

牛乳が出来るまで。そして流通して家庭に届くまでの工程など大人でも勉強になる情熱のこもった展示物についつい見入ってしまう。

埼玉県だけでもこんなに牛乳パックの種類があることに驚き。

牧場で穏やかな動物たちとふれあえる

牧場エリアから見る景色は空の青さと山の緑が広がって、清々しい気分。

牧場の牛たちが思い思いに草をついばむ姿に心が和む。

眼下に広がる秩父の山々が一望に見渡せる最高のロケーション。
心を震わせる自然の雄大な構図が少しずつ形成されて来たであろう長い長い時間の営みをこの時こそ思い知らされる。

ヤギやヒツジたちとのふれあいで1つ夏の日の思い出ができますな。

彩の国ふれあい牧場
埼玉県秩父郡東秩父村坂本2949−1
【営業時間】
9時00分~16時30分
月曜定休日
電話: 0493-82-1500

 

3.道の駅 和紙の里ひがしちちぶ

 

町に伝わる伝統技術を紹介

帰りに立ち寄るのにおススメなのが

東秩父村にある道の駅和紙の里である。
秩父村に伝わる細川紙という手すき和紙の技術は約1300年の伝統があるそうだ。その技術は国の重要無形文化財に指定されている。

 


道の駅を構成する8棟の和風の建物は東秩父村の地域に古くから伝わる木造建築技術によって作られているという。


ガラス張りの綺麗な農産物直売所が併設されている。その内側に中庭のような憩いのスペースがドライバーやライダーの旅の疲れを癒そうと待ち構えている。

様々な施設やゆるキャラで町の文化をPR

手すき和紙の生産体験が出来る「和紙製造所」や「ふるさと文化伝習館」「細川紙紙漉家屋」では展示物や江戸末期の紙すき農家の建物を復元。
研修や集会などに広く利用できる「研修会館」「ギャラリー」などがある。
この日は近代日本美術協会理事、埼玉西部支部長で、近代日本美術協会展内閣総理大臣賞ほか数々の受賞歴のある河野長廣さんの日本画展示会が秘かに開催されていた。

中々攻めたデザインの個性的なゆるキャラその名もわしのちゃんがお出迎えである。

休憩の為の設備も充実

また、食事処「すきふね」では秩父の水で作る手打ちそば・うどんを味わうことができる他、「体験工房」もあり、そば・うどんの手打ち体験ができる。

それらの建物に囲まれた中庭のようなスペースでは、家族連れやカップルが軽食を楽しみながら密かに家路に着くまでの体力の回復に努めている。

工夫を凝らした建物や展示物は、現在でも通用する貴重な味のある和紙が盛んに作られていた活気に満ちた時代へと私たちをいざなう。

秩父の自然を満喫した帰り道のドライバーやライダー達を更なる束の間のタイムトラベルでもてなしてくれる。

周囲には滝や池などをあしらった日本庭園や広場には芝生が敷き詰められ、展望台のある彫刻の森も隣接している。

ゆっくりと自然を楽しみながら運転の疲れを癒しているとついつい時を忘れて帰りの時間に追われてしまうので注意が必要かもしれない。
それほど居心地の良い道の駅和紙の里ひがしちちぶに是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。

道の駅は施設の終了時間が早いので注意が必要だ。

早めの時間の利用をお勧めします。

埼玉県秩父郡東秩父村御堂441
電話: 0493-82-1468
営業時間:9時00分~16時00分

まとめ

今回は関東近場のドライブスポットとして
秩父、長瀞の立ち寄り場所、有名店を紹介した。

都心から2時間ほどで来られる、適度に体を動かし家族でリフレッシュできる休日の思い出作り。
ひとつのドライブルートとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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